10月5日（木）午後5時から、衆議院第一議員会館第2会議室において、歯科技工士に関する制度推進議員連盟役員会が行われた。

会は、橋本岳幹事長の司会で始まり、冒頭挨拶に立った本連盟奥村会長は、役員会開催にあたり、議連役員の先生方、厚生労働省職員、人事院の皆様の参会に謝意を伝えるとともに、2023年4月の歯科技工士養成機関への入学状況を踏まえた将来の歯科技工士の就労人員不足への懸念に鑑み、日技本会と意見のすり合わせを重ねた政策要望を提出した旨の話があり、橋本座長より引き続きの政策要望内容の説明が求められた。

奥村会長からは、

1．医療費の実質的確保、

2．歯科技工所管理者講習会の制度化、

3．歯科技工所識別のための公的施策による制度化、

4．歯科技工士の業務のあり方等に関する積極的検討、

5．「製作技工に要する費用」に関する考え方の周知、

6．現状の履修過程に応じた俸給表の改定

等の要望内容に関して説明が加えられた。これらについて議連役員から関係行政の意見が求められ、厚生労働省宮本審議官、医政局歯科保健課小椋課長、保険局医療課小嶺歯科医療管理官、人事院給与局植村給与第一課長が現在の状況と今後の取組みについて、善処する方向での考え方が述べられた。

議連としては、この政策要望を、臨時国会会期中に総会を開催し、総会での了承を得ながら、厚労省、人事院の対応を促していくことを確認し、役員会の予定時刻を大幅に過ぎて散会した。

出席者

議連役員
橋本岳幹事長（岡山4区）、福岡資麿筆頭幹事（参議院佐賀）、松本洋平事務局長（東京19区）、石川昭政事務局次長（茨城5区）

厚生労働省
宮本直樹審議官、小椋正之歯科保健課長、大坪真実同課長補佐、伊東孝同課長補佐、赤間亮一同課長補佐、小嶺祐子歯科医療管理官、山路正登保険局医療課主査、

人事院
植村隆生給与局給与第一課長

日技連盟
奥村会長、青木・西澤・佐藤副会長、時見理事長