平成26年1月31日(金)午後6時より、東京都新宿区内のホテルグランドヒル市ヶ谷において、第8回歯科三団体連盟役員懇談会が開催された。懇談会は時見理事長の進行により進められ、まず始めに古橋会長より挨拶があったあと、一昨年に結んだ「歯科三団体政策協定書」と、日歯連と日技連と間で交わされた「覚書」について、歯科技工士の修業年限の延長、歯科技工士の労務環境の改善、歯科診療報酬における第12部の歯冠修復・欠損補綴の整理、歯科技工指示書の発行に関する根拠規程等について具体的な協議を進めていくよう要請があった。
続いて日本歯科医師連盟・高木幹正会長より、転換期を迎えた歯科界の発展には、より強い協力関係を結び、一丸となって取り組む必要がある。また、 診療報酬の充実や歯科技工士法、歯科衛生士法の改正などの政策の実現のための政治連盟活動の重要性を語られた。
ついで、日本歯科衛生士連盟・廣石マサ子会長から、歯科衛生士法の改正に関しての要望と、歯科衛生士の本望である“予防”について、それを診療報酬の中で評価する制度確立についての要請を含む挨拶があった。
日本歯科医師連盟・峰正博理事長による乾杯のご挨拶の後、各役員間で歯科医療界が抱える懸案解決に向けた方策や、将来を見据え、歯科界発展に繋がる政策等について有意義な懇談が行われた。
最後に、次回の日衛連が担当となる本懇談会開催について、3月末頃を目途に開催することを確認し閉会となった。
出席者
【日本歯科医師連盟】高木幹正会長、右田信行副会長、藤原元幸副会長、峰正博理事長、村田憙信副理事長、砂川稔副理事長
【日本歯科衛生士連盟】廣石マサ子会長、二宮真紀子副会長、滝本真弓副理事長
【日本歯科技工士連盟】古橋博美会長、国府田知生副会長、時見高志理事長、鈴木隆夫総務